【だしがら昆布を上等なつまみに!】
昆布のだしがらを見るたびに
とっても尊敬していた大将が
「食材を最後まで無駄なく
使い切ることをしまつと言うんだよ」
と教えてくれたのを思い出します。
今回は、だしがら昆布でつくる
「ちょっとピリ辛な松前漬け」レシピのご紹介です![]()

だしを取った昆布は、冷凍できますので
水気を拭いて、ある程度たまるまで
冷凍保存しましょう
使う時に水で解凍します。
【材料 昆布200g分】
●だしがら昆布・・・・200g
●剣先するめ・・・・・60g(小さめ4枚)
●本みりん・・・・・・200ml
●しょうゆ・・・・・・・100ml
●粉とうがらし・・・小さじ2

1.水で解凍した昆布の水気を拭き、千切りします。
(茹でてしっかり柔らかくしてしまうと、
ネバネバが出なくなります。あくまで、だしを取った
そのままの状態で切ります。)

2.柔らかそうなするめを選び、真ん中の筋は
切り落とします。
ゲソ部分は、昆布と同じ長さに切ります。

3.するめは繊維と同じ方向で切ります。
(裂ける向き)

4.にんじん1本を昆布と同じ長さに
千切りして、ボールに
昆布・するめ・にんじんをまとめて
入れます。

5.鍋に本みりんを入れアルコールを飛ばし、
しょうゆを加え火を止めます。
漬け汁が冷めたら4のボールに入れて、
全体になじませます。

6.粉とうがらしを小さじ2(辛みは好みで調整
してください)入れてしっかり混ぜます。

7.ジップロック等に入れて漬け込み
2日目ぐらいに、するめの旨味もしっかり
出て、味がなじみ食べごろです。
日持ちは1週間ほどです。
だしがら昆布も、手を加えれば立派な立派な
おつまみに生まれ変わります![]()
お正月には数の子を入れたり、
するめがなければ、切り干し大根を使ってみたり
いろんなアレンジ松前漬けができますよ![]()
「しまつ」の心は
家庭ならば、どうやったらおかずの一品に
昇格できるかという知恵、アイデアにもなり、
飲食店ならば、どうやったら利益を生み出せる
一品に変化できるか、創意工夫の極みともなります。
私も大将のように、次世代に少しずつでも
日本人が大切にしてきた心を
伝えていきたいなと思います。
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