秋はカラダ作りの新年度

古く中国の言葉に「金は従革と曰す」とあります。

小金色に輝く稲穂からもイメージができるように
「金」とは秋のことを、
そして黄金とは最も貴重であることを意味しています。
「従革」とは改革とか新たな一歩という意味です。

すなわち生物界においての始まりは秋ですよ
ということを伝えている言葉だそうです。

世界中の大半の国では秋が新年度であることと
通じているとも言えますね。
最近になり、ようやく日本の大学も秋入学とかなんとか
言われるようになってきました。

私たちの体は来年の春夏の消耗に備えるために
貯蓄を始めるわけです。
正に「食欲の秋」がやってくるのですね。

他の生物たちをみてみても
動物はお腹をいっぱいにして冬眠の支度を始めますし、
植物は余分な葉を落とし十分な滋養が根に蓄えられるように準備をします。

これらは全て春に向けて活動を始めたり、
きれいな花を満開にさせるためのエネルギーを貯める行動です。

ところが、この季節に胃腸の調子が悪ければ
貯蓄のためのエネルギー作りができないことになります。

これでは来年の体力には限界があり、
憂鬱な春夏につながってしまいます。

秋からはの~んびりと穏やかに過ごして
美味しい季節のものをたっぷりと食べることが大切なんですね。

大相撲や歌舞伎では、最終日のことを「千秋楽」といいますが
これももとは「秋には諸々の物事を終わりなさい」
ということを伝えているのだそうですよ。


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